Jun Inagawa
イラストレーター /DJ。漫画・アニメへの憧れを胸に抱きつつ日本で生まれ育ったのち、中高生時代をアメリカ・カリフォルニアで過ごす。環境の変化によって生じた孤独な時間の中で自身の美学と向き合い続けたのち、ストリートカルチャーとの出会いを機にイラストレーターとしての才能が開花。以後、ファッションブランドとのコラボレーションなどを重ねたのち2018年に帰国、活動拠点を東京に移す。
2019年にDIESEL ART GALLERYで開催された自身初となる個展「魔法少女DESTROYERS(萌)」では、Jun Inagawaの美学や趣向を鏡映しにしたイマジナリーフレンドでもある”OTAKU
HERO”像をビビッドに表現し、以後続く数々のプロジェクトやアニメーション作品などへ多角的に投影していく。
また、2020年代よりそれまで続けていたDJ活動をアートフォームとしてさらに深化させるべく、幼少期から耳にしていたエレクトロやテクノ、レイヴ・ミュージックをジャンルレスに融和させるスタイルに先鋭化。以後、東京のアンダーグラウンドなベニューを中心に各所で毎週数々のギグを繰り広げている。
さらには、2022年以降自身の愛するエレクトロニック・ミュージックを血の通った形で体現すべく、ユニット・Frog 3を結成。マイペースながらも水面下で着々と音楽家としての道も歩み始め、ボーダーレスな活動を加速させていく。
2010年代から2020年代にかけて幾度となく大きな変化の渦に巻き込まれたJun Inagawaは現在、既存の「Jun Inagawa像」を打破し、さらなるクリエイションの可能性を探るべくインディペンデントな精神性に基づく新たな表現を模索中。近日中に複数の大きな発表を控えている。
ワールドワイドなスケールからミクロな美学までを純真さとともに網羅する、クリエイターとしての冒険心に溢れたネオ・ギークの今後に関しては”To Be Continued…”とのこと。